庭の仔野の仔・晩春
晩春
卯の花は
この言葉が纏っている気怠さも
今年はいくらか違うものに思われます。
地震があって、素直に咲く仔たちを愛でることに
少なからず後ろめたさがあるけれど
それはそれ、これはこれと割り切ろうと言い聞かせます自分に。
桑の実はまだ青くて
真っ青な空に、葉が重なって陰影が美しく
今年はいつもに増して
晴れた日が少なく、すこし寂しい春です。
ノヂシャはその茎に特徴があって
不思議な仔だなとは思っていたのですが
この仔のまたの名を「ラムズレタス」というのだそうで
食べられるのかなと・・・。
あれ？
ノヂシャじゃないかも。
これ、オヤブジラミという仔らしいです。
そのはし師匠、ありがとう。
しかし、この仔もすごい名前ですねぇ。
あの先生が命名者かしら。
この仔はタチイヌノフグリ
オオイヌノフグリの友人のようだし
今まで見てはいたんだろうけど、今年はじめて認識しました。
遅くなってごめんね。
冬の間にオトーチャンに
ジョキジョキと伐られ
ダメかなと思っていたら
見事に生命力を具現して
負けるものかと
見返されているような気が
します。
今年もシロヤマブキ
この仔の下にイカリソウが
あったはずなんだけど
旅に出たまま帰ってこない。
可愛い子には旅をさせろ
とは言うものの
また貰ってこよう
朝霧の牛飼いから。
お隣のクニヨちゃんが
地境の我が家の花壇に植えてくれて
年々大きくなり
今年はもう大株になっていて
けれど、
こうやって傍で見ると、簪みたいで豪華ね。
この仔が銀木犀。
秋の花ですね、木犀は。
じゃ、この仔はだぁれ？
そのはし師匠の教えてもらっちゃって・・・。
また検索の旅に行ってきます。
で、検索の旅に出たら
二度咲く銀木犀もあるらしいです。
本当のこと言うと、一昨年まで植えたことさえ忘れていて
お隣のクニヨちゃんが草むしりしてくれて
その実像を日の元に洗い浚い現した
という、曰く付きの仔。
晴れたら香りを確かめに行こうと思っています。
都忘れは
栃木からやってきた仔で
咲いたと一番喜んだのは娘。
名前忘れてたけど・・・
都忘れのお隣は
この仔は
10年くらい
小次郎くんと友人
その関係は至極良好
のように
思うのだけど。
クレマチスの一番花
曇でもその色合いは上品で
豪奢。
そうして
これなんだっけとワタシが全く忘れていた仔が
この仔。
黒部ダムの傍からやって来た
黒百合
咲くのが楽しみであります。
花を愛でられる幸せを
この日常に
感謝です。
