Y版山姥日記

旧山姥日記

庭の仔野の仔・カナムグラ咲いた

涼やかな風が山姥村を吹きぬけていきます。
爽やかな季節となりました。
おまけに午後3時頃には日没となり半日村化が始まっています。
 
ツルボと野生化した隣のバアチャンのニラの花
イメージ 1
   
              ツルボ 
イメージ 2
 
 
 
 
 
           ニラ
イメージ 8
 
やっぱりツルボの花大好き。
いつだったか(何年か前)、ツルボを検索していて
飢饉のときにツルボ餅を作って食べたそうだと書いたと記憶している。
飢饉のときに緊急避難的に食べられる植物を救荒植物と呼ぶそうだ、
飢饉だけじゃなくて戦争のときの食糧難にも救荒植物を食べるらしい。
このツルボも地下にある鱗径を水でよく晒して食べたんだそうだ。
今後そうならないことを祈るばかりである。
 
その救荒植物のひとつ(代表格かなぁ)
イメージ 9
 
イメージ 10
  この仔は咲き始めたばかりの仔だろう。
  雨が降らなければ、全部の花が大きく開花してくれると思う。
 
  この曼珠沙華
  田圃のあぜに植えられているものが多い。
  飢饉のとき、食べるものがなくなって絶望した人たちは
  この仔の根をよく晒して晒して晒し抜いて食べたそうだ。
  これは一種の賭けで
  食べて生き延びるか、毒抜きが足りなくて死ぬか。
  どちらにしても、苦しみからは逃れられる。
              そういう哀しい花なのだ。
              今現在のワタシたちはなんて幸せなんだろう。
              フツーに暮らしていれば飢える事は知らずぬ一生いられる。
 
 
オオバコ
イメージ 11      
イメージ 12
デジタルカメラを買って貰って
ファインダーを覗き込んで驚いた。
オオバコの花の可愛いこと。
もう少し早く写真を撮ればよかった。
      
 
長年「庭の仔野の仔」と銘打って我が家の周りの花を撮っても
本当に代わり映えがしなくて
ツルボやニラや曼珠沙華なんか毎年何回もこうやって見ていただいている。
 
見るほうは辛いわよね・・・
でも、懲りませんわ。ワタシ。
 
 
カナムグラ(鉄葎と書くらしい)
イメージ 13
     
イメージ 3
     
イメージ 4
この仔、雌雄異株だそうだけど
上の写真の仔のたちはみんな雄株だと思う。
隣の草っ原はこの仔たちで覆われているので
分け入って行く気にならない。
だって、カナムグラの茎ってすごいトゲトゲだもの。
 
 
イメージ 5
 
青空に金色の芒
爽やかな風に揺られて
世の趨勢に流されて生きていくのもまた楽しいと、
教えてくれるような気がする。
 
ジュズダマの向こうに富士山
イメージ 6
 
 
 
 
いつもの窓辺の机の前に座って
西側にある元畑だった草原を見ると
金色にネコジャラシが沢山光っている。
 
イメージ 7
 
 
 
 
 
もうすぐ10月。
一年って早いね。
 
窓の向こうの柿の木の葉っぱは
ところどころ美しい紅葉で
秋が深まっていることを教えてくれる。
 
今日は一日中
ジィィィィィィィイィィィと
虫が鳴いていて
 
そういえばお昼ごろには蝉も森の奥で鳴いていた。