Y版山姥日記

旧山姥日記

風が吹く花玉揺れる春や春

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 4月7日
風が吹く花玉揺れる春や春
 
 
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 4月8日
行く雲も花を見染めて振り返り
 
 
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4月9日 
見つめ合う心憂くこと花に告げ
 
 
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4月10日 
まだ咲かぬ蕾は頬を赤らめて
 
 
 
 
 
大きな枝から
今年小さな枝が何本か生まれ出て
蕾を持ち
もうすぐ咲こうとしています。
 
 
何年か前にこうして蕾をつけた枝は
この枝のすぐ横で大きくなり
たくさんの桜の花を咲かせています。
 
 
ツタが絡まったままの
手入れもしてもらえぬ山姥家の桜。
 
それでもたくさんの花を咲かせ
毎年、村中の人が眺めに来てくれます。
 
ワタシもね
貴女は本当に美しいと毎日声を掛け
楽しい日々を過ごしています。
 
もうすぐ花の散るときが来るでしょうが
それまでは花を愛で
花の散るさまを愛で
新緑を愛で
早い黄葉を愛で・・・
 
桜は一年中
ワタシと太っ腹を楽しませてくれるのであります。