2月1日の富士山・夕暮れ時に
2月1日
午後4時42分ごろ
午後5時10分ごろ
お町から山姥村へと車を走らせている時の事。
夕日が山に沈もうとしている。
ぽっかり雲がいくつかやってきて
それは薄鼠(ウスネズ)色の雲なのだけど
その雲が夕日を隠す。
すると
薄鼠色の雲の周りに茜色のオーラが輝き
今日は一日よい日であったと
暖流のような優しい気持ちが沸き起こってくる。
温暖な静岡は
ニンゲンもゆるくノーテンキではあるけれど
雪のニュースを見るたびに心を痛め
雪が降っていないことが後ろめたくさえ感じられる。
そんなときの暖かな茜色を内包する薄鼠色のぽっかり雲の集団に
もうすぐ節分、立春だねと話しかけてみた。
当然答えは期待はしないが
答えるように夕日が一瞬顔を出し
ワタシは
やっぱり今日はよい一日だったと思ったのだ。
こんな風に穏やかな心持ちで思える日は
一年のうちに何日もない。
帰宅すると
我が家の富士山は優しげな夕日を映す雲に
天辺を隠されていた。
昼間あんなにすごい風だったのに
夕暮れ時は無風だった。
もう少しの辛抱だね、春が来るまで・・・