庭の仔野の仔・野道を行けば・・・
少しずつ日常が戻ってきて(ディズニーランドが再開したと聞く)
平常心も戻ってくるように我が身を叱咤激励する。
だけど、叱咤激励などされたことのないワタクシは吃驚仰天しオロオロするばかり。
で、野道を行けば・・・
カエデの花
小花中の小花のこの仔を
こんなに近くで見ることが出来たのには理由がある。
ワタシの生活道路であるこの道は盛り土の道で
農業用水が川へ流れ下る脇にこのカエデが生えている。
だから
丁度ニンゲンの大人の目線のところに花が咲いているのだ。
有り難い有難い。
ちょっとピンぼけだわね。まぁいいか・・・
村中の其処此処で咲いていたのはいつのことだろう。
最近は何処かのお宅の屋敷内だったり
川の向うで入ることが困難なところだったり
こんな風に少なくなった仔たちは多い。
アマナもネジバナも野生の春蘭も見なくなった。
花盗人は罪にはならないのは昔のこと。
お花が欲しいなら根っ子は残しておいて欲しい。
お街の庭に持って行っても育たないよ、山の仔たちは。
だから、この仔たちが咲いている場所は誰にも教えない。
ヘビイチゴクサイチゴ
こんな処に群生していたんだね。
農業用水の向う側の岸に生えているから
犬猫獣の小用の餌食にはなっていないだろう。
ヘビイチゴは兎も角
クサイチゴはワイルドストロベリーと思えばよい。
ジャムにしてやろう。
待っておいでなさいね覚悟してと言い聞かせておいた。
シャガと山吹
桜が終わる頃になるとシャガの花盛りがやってくる。
シャガは一日花だけど、次々に咲いて
しかも清楚な雰囲気だから華やかさという点では一等に近い。
両手いっぱいに摘んできて大きな壷に活けると凄い。
お客の度肝を抜いたことがあるが
もうそんなにシャガを摘んでくる体力も気力もなくなった。
あ~あ...
青木の花
この仔はどうやら男の子らしい。
雌雄異株なんだそうで、あら、女の子は何処にいたんだろう。
このえび茶色がいいよね。
アオキはとても強い仔で其処此処に飛んでいって勢力を拡大する。
昔、アオキの実でおままごとしたような気がするが
何に使ったんだろう。記憶が薄れてゆく・・・
2軒向うのお宅に大きなユキヤナギがあって
怒髪天を抜くみたいな感じで咲き誇っている。
ユキヤナギの枝は勝手にアッチこっちを向いて
自由奔放さを誇示している。
いいよね、この自由さ。
見習いたいわ。
とは云っても、この清楚さは誰にも負けない。
美しい仔であるから愛でる人も多いのだ。
山茶花の花びら
乙女椿
山茶花も椿も終わりに近く
散っている花びらも花も沢山あって
爛漫の春へと季節が移り変わっていることを告げているようだ。
寒い頃、
山茶花が咲いたと言っては喜び
椿が美しいと聞けば見に行っていた。
カタクリを見に行った。
満開で、蕾は見あたらなかった。
狩宿の桜はまだまだで、一分咲きと言ったところ。
車から覗いて、また今度来ようと思ったりした。
富士山の下の酪農地帯では空き地いっぱいに菜の花が咲き
大きな大きな富士山と一面の菜の花は見応え充分だったけど
これも車の中から覗くだけにしておいた。
花が咲いている。
それだけで嬉しい。