12月16日の富士山
今朝の寒さに
冬の厳しさを思い出して
富士山を見上げる
庭の草々を見回す
玄関脇の柴犬の小次郎を目と目で挨拶を交わし
家の中に入ってストーブを点ける
エアコンは昨夜のうちにタイマーをセットしていたから
部屋の中は一応温々だったし
さすがに温暖の地静岡の辺境にある村だから
寒い地方の方には申し訳ないほどの気温だ
しかし
富士山に纏わり付いている雲は
明らかに雪の雲で
それを見上げているだけで
寒さに震える己がひ弱さを情けなく思わないでもない
けれども
冬は寒いもの
この寒さを乗り越えてこそ
来春の陽光をこの身に受け
木々の芽吹くさまや花のほころぶさまを喜べるのだ
そう自分に言い聞かせた