大仕事中
それは先週のこと
お隣のご主人のYちゃんから太っ腹が云われたのだ
「畑の青じそ全部使ってください」って
忙しくって 延び延びになっていたのを
今朝 太っ腹は畑に行って唖然として帰ってきて
「2年分ぐらい出来そうだぞ」と嬉しそうにわたしに報告した
そりゃぁねぇ・・・
畑から採ってきて 洗って葉っぱだけにするのは太っ腹だが
大きな寸胴鍋で煮込むのはワタシなので
ヤツはテニスに行ってしまうとき ワタシにこう言った
「お弁当でも買ってこようか」
所謂 ご機嫌取りの一言なのだけど
お弁当もなぁとワタシは思う
かと言って
ご飯を作るにも 台所は青紫蘇の山と保存瓶でごった返しているし
昼前からガス台の前で大鍋をかき回しているまじょまじょとしては
ご飯を炊いたり お味噌汁を作ったりするのも面倒だ
昨日はたらこスパゲッティだったからパスタ類も食べたくない
揚げ物ばかりのお弁当屋さんのお弁当を思い起こして
もう少しまともなものが食べたいと逡巡する
だから田舎は困っちゃうのだ
選択肢が少ない
店屋物をとるったって絶望的だし
一日三食と誰が決めたんだろう
たまには その辺の駄菓子をかじって夕ご飯の代わりでもいいじゃないか
あと2回くらいで今日の紫蘇ジュース作りはおわるかな
富士山を眺めながら育った紫蘇なので御利益があるかもしれないと毎年思う
まったく
一年分の紫蘇ジュースを作ろうなんて決めたヤツは誰だ
紫蘇ジュースの作り方(たぶん参考にはならないけど)
①:近所中のお百姓に紫蘇っ葉をくれと言いまくる(初夏のころ)
②:近所中の畑を見て歩く(盛夏のころ)
③:めぼしい紫蘇があるお宅の人たちににっこり微笑んでおく(法師蝉が啼き始めてから)
④:「紫蘇とってもいいよ」とお百姓に言って貰う(あるいは言わせる)
⑤:紫蘇を採りに行く(その畑の持ち主にはあとで報告)
⑥:紫蘇を洗う
⑦:葉っぱだけにして
⑧:デッカイ寸胴なべにぎゅうぎゅうに押し込み水を入れ
⑨:煮る(アクはこまめに取る・よーく取る)
⑩:適当な時間煮たら 葉っぱを取り出し
⑫:煮詰める
⑬:荒熱を取ってから保存瓶に入れる
(保存瓶とは名ばかり。百円ショップのポリ容器をアルコールで消毒)
(保存瓶とは名ばかり。百円ショップのポリ容器をアルコールで消毒)
⑭:ちゃんと冷めてから冷凍する
⑮:一年中、毎朝水で希釈して飲む