Y版山姥日記

旧山姥日記

青空に富士山 夜空に月星

8月1日

午後5時41分
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8月2日

午後1時18分
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8月3日

午後9時59分
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午後8時57分
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         8月になった

         小学生の頃はまだ余裕に惚けていたこの頃

         地獄を見るまでに後27日ほどの間があった




         昨夜 午前1時半頃

         階段を上りきったところの窓の外を見ると

         星が瞬いていた

         星が輝いているその新鮮さに驚く


         梅雨に入ってから 山姥村は霧に閉ざされ

         青空は時には見えたが 夜空とは切り離されていた

         重い雲と霧に阻まれ 夜空の星を忘れていた


         一夜明け

         ヒグラシの大音声で目を覚ます

         アブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミと歌い継ぐ

         カーテン越しでさえ 眩しい陽の光


         富士山に目を移す

         真っ青な空に白い雲が浮かび 真っ黒な富士山がいる

         とても安心するワタシの心にワタシが驚く



         お町まで車を走らせると

         いつも日陰の蛇行する山道はまだ湿っているが

         山の雑木の葉はキラキラと太陽を謳歌している

         垣間見る対岸の山姥村の裏山の向こうから

         白い雲が幾つも生まれ出てくる


         やっと夏が来た




         先ほど

         桜の木の向こうの月と目が合い 挨拶を交わした