Y版山姥日記

旧山姥日記

ぼうっと過ごす

12月19日(金)

午前10時35分
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         山の中の村に棲むということは
         育った文明社会とは違う社会の中に身をゆだねるということ

         育ったところで暮らした時間よりも
         ここで生活している時間の方がかなり長いというのに
         それでも
         育ったところと比較してしまう自分にたじろぐ

         山の中の暮らしが嫌なのでは決してない

         でも
         あの頃でさえ バスは待っていればすぐに来たし
                   (山姥村のバスは廃線になって久しい)
         私鉄の駅まで歩いて10分ほどだった
         図書館へも美術館へも劇場へも百貨店へも
         家の目の前のバス停からバスに乗れば程なく着いた

         山姥村にはそれがない
         公共交通機関へたどり着くまでに時間が掛かる


         その代わりと言ってはナンだけど
         村の暮らしは季節の移り変わりに敏感だし
         人とのつながりも濃厚で 助け合いの心がある

         美味しいものは自分で作らねば胃は満足しないけど
         おしゃれな服や小物を売っているお店も喫茶店もないけど

         などと考えながら一日を過ごす


         今日は我が家のお犬さまたちとの散歩ですっころばなかった
         今思い出して ちょっぴりウレシイ