窓辺にて・・・そして言い訳の風は吹いた
午前9時ちょうど
遣らなくてはいけないことから逃げる習性は
コレはきっと
生まれつきのものなので一生涯治るとは思えない
遣らねば遣らねば・・・
と、焦っているときの心臓の高鳴り
オロオロとしているであろう自分の姿
逃れられない
いつ勝負に出るかが問題なのとうそぶいてみるも
根っからの小心者は
誰かが代わりに仕事を済ませている夢を見たい
しかし、『現実』が
日延べしても困るのは誰だかを知っているぞと脅迫し
その脅迫から逃げ切れるわけもなく
仕事用のノートパソコンを引っ張り出して
日がな一日 キーボードと仲良しこよしとなる
嗚呼・・・
ため息をひとつ吐くと
いつもの窓から見える北側の竹林から 一陣の風が吹きぬけ
冬将軍の先駆けのお出ましを告げていた
この習性を知り尽くしていた両親は黄泉の国で話し合っているだろう
あの子ヤッパリ 駄目な子ねぇって