Y版山姥日記

旧山姥日記

目玉焼き考

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   たかが目玉焼きされど目玉焼き・・・

   大したことではないので恐縮ですが

   目玉焼きを食しますときの調味料が問題となってくるのです。

   

   子供の頃は、おソースでした。(たぶんそうだったと思うのです)

   高校生の時 友人のの家に泊まりに行ったときの事

   彼女の家は大都会の傍の商店街の一角にあり
 
   一階はお店、お店の奥が台所と ワタシの育った家と大差ない造りでした。

   朝、起きますると

   既にお店は開店し お母さんと女店員さんたちは忙しく立ち振る舞い

   遅く起きだした事を申し訳なく思う間もなく、は目玉焼きを作ってくれました。

   彼女はその目玉焼きにケチャップをかけたのです。カルチャーショックとはこの事です。

   あくまで白い白身、輝く黄色の黄身に真っ赤なケチャップ。

   その日から 目玉焼きにはケチャップよねと信じ込んだワタシですが・・・

   太っ腹と出会いましてから

   目玉焼きには塩コショウであると洗脳されました。嗚呼。

   しかもです。

   目玉焼きではなく ベーコンエッグなのです。

   何が何でも ベーコンエッグ。

   コレではお醤油かけて炊き立てのご飯に乗せたら、しつこい。
   
   と、思うワタシなのですが

   あれから長い年月を経て 山も嵐も乗り越えますと

   ベーコンエッグにお醤油をかけ、湯気立ち上る炊き立てご飯に乗せ

   一気に頬張る醍醐味を 誰がなんと言おうとも、ワタシは実行あるのみなのでございます。



   しかしながら

   ハムエッグにはおソースかけて 湯気立ち昇るご飯の上に・・・

   そうして、

   朝食時のパンの横には 塩胡椒を振り掛けられたサニーサイドアップが登場します。






   55歳になりました今日、

   何が哀しくて 目玉焼き考なのか・・・