Y版山姥日記

旧山姥日記

梅一輪 立春

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         昨日、玄関に活けてあった梅が一輪咲いておりました。
         この梅の枝は 門松の松竹梅の梅の枝です。
         一月七日に門松やお飾りを下げる時に生き生きとしていたので
         玄関の花入れの中にポイっと投げ入れておいたものです。
         その二日後からの怒涛の日々に 水をかえることもなくいたのに
         けなげにも 高貴な白梅を咲かせてくれました。


         人の一生は なんて凄い事なんだろうと思う今日この頃。
         生れて生きて死んでゆくことは 生きとし生けるものにとって平等のものです。
         生きるもの全て、生れた瞬間から死に向かってゆくことも摂理です。
         けれども、やっぱり、肉親の死は心が痛いです。


         とは言え、
         今日は立春

         冬来たりなば春遠からじ
         明けない夜はない

         そう思うようにしたいと存じます。