赤丹に染まる

１１月２０日
午前６時１５分　　夜明け

午前６時１６分

午前６時４７分

　　　　　　　　　　　　　　　　夜明けの刻 丹色に染まる空がどことなく不安だ。
　　　　　　　　　　　　　　　　そう思うことも なにやら不安だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　空の色は刻々と変化し
　　　　　　　　　　　　　　　　やがて
　　　　　　　　　　　　　　　　いつもの朝の色を取り戻す。

　　　　　　　　　　　　　　　　それでも
　　　　　　　　　　　　　　　　私の不安は吹っ切れない・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　座敷童女２号の運転で静岡まで行く事になっていた。
　　　　　　　　　　　　

午後４時２５分　　夕焼けに染まる

午後４時３１分　

午後４時３３分　

　　　　　　　　　　　　　　　　私の不安など何も知らない太っ腹は
　　　　　　　　　　　　　　　　煩い妻も娘もいないので この世の春と謳歌していたらしい。
　　　　　　　　　　　　　　　　愛するモモと撮影会に興じていた・・・らしい。

　　　　　　　　　　　　　　　　「モモと富士山撮るのに苦労したんだ」と云う。

　　　　　　　　　　　　　　　　紅色に染まる夕方の富士山とモモの図
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　同じ頃 私は、もうすぐＪＲ富士駅に到着する車窓から
　　　　　　　　　　　　　　　　紅富士を恨めしく眺めていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　富士駅から また 座敷童女２号の運転する車に乗り
　　　　　　　　　　　　　　　　今日一日のことを思い出し、疲労困憊だったのに

　　　　　　　　　　　　　　　　太っ腹は モモと至福の一時を過ごしていたのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　小面憎い事よ・・・