Y版山姥日記

旧山姥日記

山の暮らしでは

 夕べから台風情報を見入っていました。
 もしも、大雨と突風が来たらと思うと心配だったからです。
 以前 大きな台風が山姥村を直撃した時
 太っ腹に「逃げようよ」と泣きついた事があります。
 太っ腹の答えは「どこに逃げるのよ! ウチにいたほうが安全でしょ!!」でした。

 その台風の時、かつてのガキ大将Sちゃんも非難しようかと思ったと知ったのは
 かなり後の事でしたから、太っ腹の危機意識の低さは分かっていました。

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           今朝の、我が家の裏の土手の様子です。
           モグラのの穴からでしょうか
           山からの水が溢れ出ていました。
           この土手は、
           以前の台風の時 山からの水が溢れて
           山姥家は、床下浸水になったことがあったので
           地主に頼んで、側溝を掘ってU字溝を備え付けさせてもらいました。
           U字溝がなかったら 今回も床下浸水になっていたかもしれません。


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           氏神さんの掃除に行ったのはお昼前
           日差しが強くなっていました。
           「これからまた雨だよね」と話していましたが
           台風一過となりました。


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           幟を立てられて、本当によかったと思いました。
           雨がひどかったら、お社の中に広げるだけにしようと言ってました。
           それじゃぁ なんだかお祭りらしくないものね。


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           お社も古くて 危なくなってきたので
           立て替える話を 氏子総代が延々と説明してくれました。
           立替費用は 何年も前から山姥村の住人が積み立てています。
           鳥居も下の部分が腐っているので、作り直す相談もしていました。
           こちらは、村の共用の林から木を切り出し
           村人が 自分達で立てればよいと、オジサンたちが盛り上がっていました。



   今日の台風での山姥村の被害は
   田圃の土手が崩壊した家が1・2軒と
   側溝に土砂が入り、水が溢れているところが一箇所。
   明日の朝から 男衆が直す事になりました。

   太っ腹は、明日は仕事で出かけるので
   「宜しくお願いします」と、みなに頭を下げて頼みました。
   気のいい村人達ですが
   この一言を 言うのと言わないのとでは、気持ちの上で違います。
   一言言えば、みんな「いいさぁ。何人もいるだでなぁ」と言ってくれるのです。


   山からの水は、山姥家だけ出なく
   何十箇所から流れ出ているのですが
   幸いな事に どの水も濁っていなくて
   土砂崩れの心配はないそうです。


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               田圃の稲も転ばず、安堵しました。