Y版山姥日記

旧山姥日記

8月の読書記録

読んだ本の数:6
読んだページ数:1688


QED 龍馬暗殺 (講談社ノベルス)QED 龍馬暗殺 (講談社ノベルス)感想
おへそが横っちょについているのが原因なのか、坂本龍馬が好きではないのでぶっ飛ばして次の本を読んだけど、この本にその後の登場人物が出てきて慌てて図書館へGO.やっぱり竜馬には魅力は感じないけど、嵐の夜の殺人事件ってなんとなく好き。嵐ってどうしても不穏だもん。
読了日:08月03日 著者:高田 崇史


百貨の魔法百貨の魔法感想
前読の「桜風堂ものがたり」と同じようにハートフルなお話。こちらを先に読めばよかったのかな。小学生の時(50年以上も前だけど)百貨店と言えば渋谷の「東横」だった。東横には東横劇場があって文楽も歌舞伎も新劇も母に連れられて観に行った。地下鉄では、かつて住んでいた浅草に連れて行ってもらった。地下のお菓子売り場で買ってもらう袋に詰め放題の飴がうれしかった。大きな回転する機械にいろんなお菓子があって何回も回るのを待って見極めてからお菓子を袋に入れる。地下鉄の大理石の階段は何年か前に行ったとき擦れていた。今はない。
読了日:08月04日 著者:村山 早紀


(P[む]1-17)コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙 (ポプラ文庫ピュアフル)(P[む]1-17)コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙 (ポプラ文庫ピュアフル)感想
あらぁ、シリーズ7冊目だって!!星野百貨店のその後が描いてあるって言うから借りたのに。まぁいいか、読んじゃったもん。またしてもハートフル。こういう本を読み続けていると、心が溶けてしまいそうなのでまた怪奇小説読むかななどと思う。人生はぷらまいぜろだ。いいことがあればそうでないことが起き、悪いことばかりでは決してない。これから、ワタシはどんなことを経験するのだろう。この年になっても、いろいろと楽しいことはあるものだ。ねここさんがいたらなぁ・・・ 
読了日:08月05日 著者:村山 早紀


魚たちの離宮魚たちの離宮感想
ずっとずっと昔、たぶんこの本が出て直ぐに読んだと思う。このお年頃になると忘れちゃうんだなぁ。と、思うも、読み始めて直ぐ思い出した。(まだ大丈夫かも・・・)この本の後、長野まゆみの描く世界は少しずつ変わっていったように思う。この辺りが原型なのだろう。この本を初めて読んだ頃を懐かしく思い出す。ずいぶんと長い時が流れ、流れて行った年月を愛おしく想う。今のこの一瞬は永遠に帰ってこないのだとわかっていても、無為に過ごすことの贅沢を手放したくはない。ないけれども、やらねばならぬことがあることも確かなのよねぇ。
読了日:08月08日 著者:長野 まゆみ


京都 鬼だより京都 鬼だより感想
亡くなった母がよく読んでいた梅原猛。「隠された十字架」はかつて潰えた本で、初めて梅原猛を読了。と、言ってもエッセーだったけど。鬼って何だろうと読後思った。「泣いた赤鬼」の赤鬼も青鬼もとても優しいけれど、ヒトの心の中の鬼は誰でも持っているのに隠されていて恐ろしい。もちろんワタシも心の中の鬼を抱えている。自分では何ともし難いものだし共存を望んではいるが持て余すことのほうが多い。梅原さんは年取れば、そして何事かを成したとき鬼になるという。ワタシには無理。そんなに偉いヒトではない、ただの山のオバちゃんだもん。
読了日:08月29日 著者:梅原 猛


まひるの月を追いかけてまひるの月を追いかけて感想
梅原猛の後に恩田陸。頭の中がぐちゃぐちゃだぁ。一晩と少しで読了。なんか予感があった結末だけど、ちょっとね。一気に読み終えたのですっごく面白かったんだとも思うが、もう少し結末は何とかならなかったのか。父親と息子って好みは同じってことなのね。なんだかなぁ・・・
読了日:08月31日 著者:恩田 陸





とてもたくさんのことがあって
忙しい8月が去ってみると

忙しくても本は読むんだなぁと
すこし反省