Y版山姥日記

旧山姥日記

6月の読書記録

読んだ本の数:5
読んだページ数:1433


涙香迷宮涙香迷宮感想
そうだ!「ウロボロスなんちゃら」の時、途中棄権した作家だった。読んじゃいけない作家の十指にはいる人だった・・・。で、囲碁のことはわからない。父は大好きだったけど、ワタシはいくら教えてもらっても覚えることはできなかった。囲碁将棋オセロチェス等々、頭を使うことは好きじゃない。が、一応読了。しかもシリーズものらしい。いいとこ無しじゃん。今日はなんて暑い日だったんだろう。山のオバちゃんも暑さに負けたけど、お日様が裏山に入ってしまうと涼しい風が吹いてきた。明日は大雨だって。
読了日:06月09日 著者:竹本 健治
あした咲く蕾あした咲く蕾感想
森見登美彦もそうだけど、朱川湊人も、「白朱川」と「黒朱川」があると思う。この本は「白」だ。読み終われば、どの物語も心温まる。いやいや、ワタシは「黒」朱川を読みたいんですけどと言ってはみるが、自分で選んで図書館に予約を入れたのだから誰も恨まないことにする。「虹とのら犬」はハッピーエンドでつまらん。つまらんが、こういう子を知っている。みえこちゃんという同級生そっくりで50年以上前、彼女が掛け声をかけてくれたおかげで最初で最後の跳び箱5段を飛べた。彼女は3年生の時、特殊学級へ転校した。忘れられない優しさだった。
読了日:06月11日 著者:朱川 湊人
ゆめつげゆめつげ感想
あああ・・・。読み始めてしばらくたって「これ知ってる」と思う。つまり再読。最後どうなったっけと思いつつ読了。そうだそうだと喜ぶ。しかし、喜んでいいのかこの状態。
読了日:06月12日 著者:畠中 恵

飛ぶ孔雀
飛ぶ孔雀感想
幻想小説と、言えばそうなのかもしれない。読みながら思い起したものは森見登美彦シェークスピア。文体はシェークスピアの戯曲だし、雰囲気は飛び飛びに現れては消えていく宵山の京都だし。難解だった。難解で、読後、どんな内容だったか思い出すのに苦労もした。しかも!読んでいる最中に朝日新聞に取り上げられていて「ワタシそこまで読み進んでないんですけど」と声を上げた。朝日新聞によると、この山尾さんという人は安部公房に見いだされたかなんかで、それを知ると「ああ、そうなんだねぇ」と感慨深い。難解だけど、借りた本なのが残念だ。
読了日:06月28日 著者:山尾 悠子

卑弥呼の葬祭: 天照暗殺卑弥呼の葬祭: 天照暗殺感想
前作があるのかなと思えるような部分もあって、どうしたもんかのうと山のオバちゃんは思うのであった・・・。まぁいいか。で、前読(こんな言葉あるのか?その②)の「飛ぶ孔雀」が難解だったため、すっと読めたので心地よい読後感だ。図書館にこの作家の本をもう一冊予約してある。早く順番回ってこないかなぁ。やっぱりニッポンの神様は怖いのね。それに読み方が難しい。面白かった。
読了日:06月30日 著者:高田 崇史

「飛ぶ孔雀」分からないけど・・・
あれ?改行がヘン・・・まぁいいか。
とにかく「飛ぶ孔雀」文庫になった暁には購入しようと思う。
高田崇氏の本についてはただいま怒涛の読書中。