Y版山姥日記

旧山姥日記

2017年12月の読書記録

読んだ本の数:3
読んだページ数:795


ふしぎ駄菓子屋 銭天堂ふしぎ駄菓子屋 銭天堂感想
引っ越して行った娘と孫たちがお正月のために里帰りしてきて、久しぶりに図書館の児童書コーナーへ行く。そこで真っ赤な口紅の紅子さんが他人とも思えず、2冊借りた。ミステリアスではあるけれど、漫画チックでホラー好きミステリー好きのワタシには物足りない。と、思うけれども深読みする。ネグレクトの親が改心したりするところは子供の切なる願いだろう。不幸にならないところがお子ちゃま向きだ。でも、紅子さんのように不可思議な婆さんになりたいとワタシは願う。いやいや、もっと意地の悪い婆さんになりたいわ。
読了日:12月27日 著者:廣嶋 玲子


おもかげおもかげ感想
子供のころ、渋谷で乗って浅草で降りた。何年か前、銀座線の渋谷駅の銀座線の大理石の階段が真ん中あたりが減っていた。何十年も乗っていなかった銀座線との邂逅は階段と壁を撫ぜるところから始まった。涙がこぼれたことを覚えている。浅田さんの地下鉄は哀しい。同世代だからだろうか。育ったところが近いからか。なつかしくって哀しくって寂しくなる。団塊の世代のすぐ下の我々は、いろんなところで損をしていると、言うのはワタシの夫。その下のワタシの世代は三無主義と言われた。無気力な世代だ。でも、みんな一生懸命に生きた。それでいい。
読了日:12月24日 著者:浅田 次郎


銀河の通信所銀河の通信所感想
長野まゆみの初期の作品は宮沢賢治へのオマージュかしらと、思うものが多かったような気がする(違ったかな)ジョバンニとカムパネルラと同じような少年たちの物語が何冊かあったように記憶している。「銀河鉄道の父」の次に読了したので、どうしても比べる自分が嫌だった。・・・。なんだか、救いのあるような楽しいご本が読みたくなる。
読了日:12月08日 著者:長野 まゆみ






思えば、
昨年の今頃は熱を出して寝込んでいた。

その後、毎週熱を出し、うち2回はインフルエンザだった


妊婦がいたので隔離され
タミフルのおかげで3日で熱は引いたのだけど
それでも隔離は続き、読書三昧だった


一年中、病院通いが続く年と相成り
年も押し詰まってから、すっころんで死ぬかと思って
痛いよぉと泣いていたところへオトーちゃんが帰ってきて
真っ暗な中でトドのように転がっていたワタシを発見し

助け起こしてくれた

目の前が真っ暗で三途の川につくまでは真っ暗なんだと思っていたのに

電気は一切ついてなくて、ただの暗闇だったことを
オトーちゃんに聞くまで・・・・・・

なんとまぁ、間抜けな年越しで

顎から首筋までくろずみって(当地の方言。内出血で青くなること)

元旦もスゴイお多福顔だったが



それは読書とは何の関係もない・・・


今年はもっと本を読むぞ


と、


今は思っている。