Y版山姥日記

旧山姥日記

10月の読書記録

読んだ本の数:5
読んだページ数:1498


ぐるぐる♡博物館ぐるぐる♡博物館感想
読友さんのRieさんがつぶやいておられたので、図書館で借りる。ちょうど、オトーちゃんが当地の縄文遺跡で行われる縄文祭りのための火焔土器(っぽいもの)を作っていたので、最初から楽しく読み進めた。国立科学博物館は5月に行ったばかり。大英博物館展を、息子と二人で見た。奇石博物館は同じ市内にあるのだが行ったことはない。こういう博物館の紹介って見たことないなぁ。学芸員って最近はキュレーターとか言っちゃって気取ったように思ってたけど、そうでもない。真摯に向き合っている方々に敬意。あ、息子も学芸員の資格持ってったっけ 
読了日:10月25日 著者:三浦 しをん


麻布ハレー麻布ハレー感想
美しい物語だった。小学生のころ、渋谷の五島プラネタリウムにずいぶんと通った。家からバスで20分くらいの所にあったから(あの頃はまだ車の往来も少なくてねぇ)。美しい星空を見ながら解説を聞き、遠い宇宙にあこがれていた。今は天の川も昴も見ることができる山の里に住んでいる。シリウスが青く輝いているのを見た時の感動は言葉にならないほどだ。確かハレー彗星を見たことがあると、夫と話したがよく覚えてないねと笑い合った。星の美しく輝く冬がもうすぐ来る。この次のハレー彗星は見ることができないだろう。美しい物語に心震わせた。
読了日:10月19日 著者:松久 淳,田中 渉


この世の春 下この世の春 下感想
近頃、こんなに気をいれて読んだ本はなかった。しかし!このカバーの絵、幼すぎないか?これからどうなるのかなぁ。あの村にこの人たちは移り住むのだろうか。きっと映像化もされるんだろう。出演者はダレだろうと、思いながら読み進める自分が可笑しい。ああ、面白かった。
読了日:10月11日 著者:宮部 みゆき


この世の春 上この世の春 上感想
宮部みゆきはやっぱり面白いなぁ。先月先々月と二か月にわたって、中途半端で挫折した本が続いた。息もつかせぬほどに緊迫感があって、それでいて面妖で・・・。下巻へ続く。
読了日:10月10日 著者:宮部 みゆき


牧野富太郎 なぜ花は匂うか (STANDARD BOOKS)牧野富太郎 なぜ花は匂うか (STANDARD BOOKS)感想
一度は行ってみたいところの一つに高知の牧野植物園がある。高校生入学直後の生物の授業で先生がフィールドを観察しようとおっしゃった。世田谷区の高校の校庭は異常に広くウへっと思ったが先生について回った。その時「オオイヌノフグリ」と教えてくださって「フグリとは金玉です」との先生の言葉にぶっ飛んだ。それ程純情無垢(!)なEIKOさんだったのだ。何十年も経ってシーボルトの植物画に魅せられ牧野富太郎さんの植物画に心ときめいた。そのフグリの名付け親が牧野先生だった。で、戦前の文章には辟易するも情熱のすごさにぶっ飛んだ。
読了日:10月08日 著者:牧野 富太郎





やっと5冊

牧野富太郎博士の本は・・・
戦前の道徳観に支配されている部分に嫌気がさしたが
それは致し方のないことだろうと無理に納得させた

10月に読んだ本は、みんなアタリだったので
ちょっとうれしい。