Y版山姥日記

旧山姥日記

2017年1月の読書記録

読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2930ページ

花咲小路三丁目のナイト花咲小路三丁目のナイト感想
大団円でヨカッタヨカッタと、いったところかな。しかし、安易に過ぎないか?いいのかこれで!と,思う。なんだか、読まなきゃよかったとさえ思ふ自分を叱った。
読了日:1月30日 著者:小路幸也







額田女王 (新潮文庫)額田女王 (新潮文庫)感想
昨年から読んでいて(図書館で借りたのが無くなったときだけ)ついに読み終える。やはり文豪だなあ。23日午後まで隔離なので、読む本がなくなり歳時記でお勉強する。で、この本。なんかなぁ…。面白かったけど大河ドラマ的なんだよなあ。とても上品で美しい。「坂の上の雲」は途中で潰えたけど、同じような心持ちがする。でも!ニッポン語って美しいね。
読了日:1月22日 著者:井上靖




きつねのはなしきつねのはなし感想
隔離されているので読書しかやることがない。昨日読了した「太陽の塔」はあの森見ワールドへ、この本は「夜行」へと…。人は多面的で気分屋であることが幸せかもしれない。しかし、京大出の人の作品は辞書が必要なのが困るわね…。
読了日:1月22日 著者:森見登美彦






太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)感想
何年か前に読んだかも…。作者はなんと!我が子と生年がいっしよだ。ウソ…。長年、本を読むことを好んでいると、こういう事態に相成るのは必定か。私が1970年に見た太陽の塔と、作者が見ていた太陽の塔では、少し意味合いが違うかもしれない。私は世紀の祭典のシンボルとして、また、あの岡本太郎の作品として太陽の塔を見た。そうか…。彼には一家団欒の思い出としての太陽の塔なのか。36年って結構長いね。
読了日:1月22日 著者:森見登美彦



七月に流れる花 (ミステリーランド)七月に流れる花 (ミステリーランド)感想
インフルエンザ罹患中。インフルエンザの吸い込む薬の驚くような効き目。で、すっと読めたこの本。少女時代のいろいろなことを思い出す。50年も前だ。あ、今日は母の誕生日。不思議な巡り合わせの本だなあ。とても面白かった。次は8月だね。予約しよう。
読了日:1月21日 著者:恩田陸,酒井駒子




夜行夜行感想
世界は常に闇なのよね・・・。ほんとうにねぇ、そう思っていた頃のほうがシアワセだったかも。曙光の中に隠れている魑魅魍魎はもっと怖いよねぇ。いつまで続くのか、この夜行。終点が見えないのはワタシだけ?
読了日:1月8日 著者:森見登美彦






沼地のある森を抜けて沼地のある森を抜けて感想
フリオと光彦のことを思う。彼らにはシアワセであってほしい。糠床に手を入れるときのあのひんやりとした感触は経験のない人には分かってもらえないだろう。ひんやりとヌメッと、でも心地よく掌を包んでくれる。思えば母の愛や父の愛は居心地は良いけれど、やがて飛び立たなくてはいけない。そうして大人になっていくんだもの。と、卑近な例に引き寄せてはいけないか。この読後感は、梨木さんの小説の読後感以外の何物でもない。シアワセである。(熱は下がっていますワタシ)
読了日:1月6日 著者:梨木香歩



http://ecx.images-amazon.com/images/I/51V8fdhgjtL._SX100_.jpg花咲小路二丁目の花乃子さん感想
熱は以前下がらず、で、ベットで読み続けた。なので重病ではない。白内障の手術のときも術中はともかく、片目が見えるようになれば読んでいたホラー「背の眼」高熱なんか意にも介さず・・・と思ったら寄る年波には勝てない。と、言いつつ1日で読了。出来すぎた住人に囲まれて成長してゆく高校中退の娘。世の中こんなに平和じゃないわよと思いつつ3丁目を図書館のサイトで見つけよう。
読了日:1月5日 著者:小路幸也




([し]4-4)花咲小路四丁目の聖人 (ポプラ文庫 日本文学)([し]4-4)花咲小路四丁目の聖人 (ポプラ文庫 日本文学)感想
これが最初なんだわ。で、展開は「バンドワゴン」と似通ってはいる。心がね。お正月早々に読む本としては軽くていい。ただ、浅田次郎さんの「天切り松」シリーズに向かって「盗人に説教されたくないっ!」と思いつつ読んだこともあるしなぁ・・・。ただこの爺さま(70歳を老いていると思うのは若者で年寄りは血気盛んと思うのだよ)は説教はたれないので安心した。と、思うことにする。で、高熱でぶっ倒れた。インフルエンザじゃないのに夜間救急に行って大枚な金額を払った。ちっ・・・。などと言いながら、二丁目へ進む。
読了日:1月4日 著者:小路幸也





インフルエンザの隔離で読書が進みました。
こんなことでいいのか・・・・
「七月に流れる花」の続編「八月は冷たい城」は2月の第一冊。

恩田陸の児童書だそうだけど、ホントに児童書?
グリム童話も本当は怖い話だし、まぁいいか・・・


面白かったけど。