Y版山姥日記

旧山姥日記

9月の読書記録

雨ばっかりの9月でした。

そうして、
10月も雨で始まったのであります。


読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2266ページ


http://ecx.images-amazon.com/images/I/61polTfoyqL._SX100_.jpg有頂天家族 二代目の帰朝感想
やっぱり再読かも・・・。それとも違う物語と錯覚しているのかなぁ。とまれ、大変楽しく読了。ニンゲンだって同じことだ。右往左往してシアワセを追い続ける。大団円はやがて来るその日のこと。その日が来るまで楽しくシアワセを追い求め続けるとしよう。フコウチュウノサイワイは幸いなのだから。追い続け、求め続けよう。
読了日:9月24日 著者:森見登美彦



http://ecx.images-amazon.com/images/I/61qkY6iFJwL._SX100_.jpg有頂天家族感想
もしかしたら、再読か再々読かも。記憶があやふやなのがそういうお年頃なので怖ろしい。まっ、いいか。偉大な父を持つ息子たちはタイヘンだわねと同情を拭いきれないが、偉大な母は偉大なのだと妙に納得する。ワタシも偉大な母になりたいものだが、もう後の祭りだわねぇ。と、言ったところで続編へ。
読了日:9月22日 著者:森見登美彦



「黒猫の小夜曲」を先に読んだ。どちらが先でも、問題はあまり無いような気もする。こちらのほうがハードボイルドだなぁ。天使と死神は紙一重と言うより同一なんだって知らなかったなぁ・・・。
読了日:9月14日 著者:知念実希人





http://ecx.images-amazon.com/images/I/41g7AMUpOpL._SX100_.jpgエストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦感想
梨木香歩さんのこういう類の本を読めるのはなぜだろうと思う。エッセイや随筆は読まないのだから。で、この「エストニア紀行」を読んでいる間に納得した。梨木さんは否定しないのだ。あるがままを肯定する姿勢を崩さない。どんな事柄に対してもだ。こういう心境になれることを、どんなにワタシは望んでいるだろうか。還暦を過ぎてから、なんとなく肯定する自分を発見した。半径50m生活のワタシと、とても地球の小さな梨木さんでは感じ方は違うだろうが、受け入れ肯定する事ということは同じかも知れない。そうでありたい。
読了日:9月13日 著者:梨木香歩


http://ecx.images-amazon.com/images/I/510DZ7EG8VL._SX100_.jpg偶然の祝福 (文芸シリーズ)感想
「密やかな結晶」や「薬指の標本」よりもあとに出版されているのが驚きだ。なんか・・・なあ。面白くなかったわけでもないけど、なんかなあ・・・。面白くなかったわけじゃァないのよ。
読了日:9月5日 著者:小川洋子




http://ecx.images-amazon.com/images/I/51REESc8BLL._SX100_.jpg黒猫の小夜曲(セレナーデ)感想
またやっちゃった・・・。シリーズ物の二巻目らしい。でもまぁ、ひどく気落ちするようなこともなく物語は進む。「優しい死神の飼い方」を読むか否か、それが問題だ・・・・
読了日:9月4日 著者:知念実希人






http://ecx.images-amazon.com/images/I/617yUi%2BZnSL._SX100_.jpgおおあたり感想
F市図書館のいっちばんをGET。ところが、何やかやとあって読み終わるのに3日もかかってしまった。何故にこの話がここに?と思う一話もあったけど、まぁいいか・・・。で、古い友人が「ネタバレはいけませんっ!」というので、感想もままならぬが・・・。まぁいいか・・・。

読了日:9月3日 著者:畠中恵



これくらいの冊数がちょうどいいかもしれないわ。

やっぱり森見登美彦さんは面白くて面白くて
落ち込んだ気分も治っちゃう代物(別に先月落ち込んでいたわけではないけど)

梨木香歩さんの随想と言うより紀行文をまた読み
いまも違うのを読んでいる。

自然に対する対し方が自然で美しい。
こういう言葉を紡ぐ人は心も美しい・・・のかもしれないけど
ご本人を知らないのでなんとも言えない。


雨続きの10月。
うんざりするくらい降っている雨が恨めしい。