Y版山姥日記

旧山姥日記

3月の読書記録

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1318ページ


http://ecx.images-amazon.com/images/I/51FVxl2v11L._SX100_.jpg電球交換士の憂鬱 (文芸書)感想
題名に惹かれて読んだ。ん?これ吉田篤弘の本?けれど。第六章の最後に咽び泣いた。それだけだ。面白くないわけではない。それなりに面白いし。随所に吉田篤弘さん独特の雰囲気を醸し出している。なので面白くないわけではないが期待が大きすぎただけかも知れない。お題があまりに素敵だからなぁ・・・。 
読了日:3月26日 著者:吉田篤弘





http://ecx.images-amazon.com/images/I/516Ih3Pub7L._SX100_.jpgよこまち余話感想
業は業として、ヒトという生き物の証だと思う。心が慄える。怖いのとは全く異質な慄え方だ。自分のいる此処というところは、もしかしたら不確定でまた違う此処が同じようにすぐ其処に存在しているのだと思わせてくれた。異界ではない。異界かもしれない。けれど異界とは思いたくない。全くもって、よいご本だ。この胸の中の振動を表現することができないのが残念。 
読了日:3月21日 著者:木内昇




http://ecx.images-amazon.com/images/I/41FtdEgl4hL._SX100_.jpg満願感想
どの話も背筋がぞわっとして、恐ろしい。[関守」の婆も表題作の「満願」の妻も凄まじい。この凄まじさは執念妄執の産物かもしれないし、そうでないかもしれない。淡々とした日常のありがたさを思う・・・。
読了日:3月14日 著者:米澤穂信






http://ecx.images-amazon.com/images/I/516acsTSiqL._SX100_.jpg滅びの鐘感想
この作家の描く物語を読むのは少し辛い。なかなか先に進まないし、名前を覚えるのに苦労する。けれども、オーリラントのシリーズもそうなのだけど、読み終わると達成感が半端なものではない。「図書館の魔女」と双璧かな。生きるって大変なことなんだと思うよね。
読了日:3月5日 著者:乾石智子









以前の読書量に戻った気がする。

何冊か(正確には4冊)
読みかけては止めにした。


なんとか賞をとったご本が多かったけど
ワタシには読み続けることが辛かったのだ。

性に合わない

と、いうことね。





その代わりというか


毎日
読売新聞と地域新聞の岳南朝日新聞を熟読する。


新聞の情報の質の高さは

何年間か接していなかっただけに
一入、感慨深い。


一部ではあるにしても




前は朝日新聞だったけど。






ナントカ賞を取った小説は
それなりには面白いが


賞を取らなかった本を読み
これは秀逸であると看破できた時

全身全霊で
喜びに打ち震える。




そんな御本に出会えるのは

あまりない。

出会えた時は僥倖である。






だけれども

最近読む作家たちは
みんな年下なんだよなぁ・・・



なんだかなぁ・・・・