Y版山姥日記

旧山姥日記

7月の読書記録

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:4251ページ
 

http://ecx.images-amazon.com/images/I/512l%2BilgIaL._SX100_.jpg神坐す山の物語感想
そうか・・・。次郎さんはやくざのおうちの子じゃなかったんだ。と、思ってみたりもした。物語なんだろうけれど、一族の中に流れる血の濃さはどの家族にも当てはまる。古い家系の家の者は皆そうだ。神上がるという言葉に心揺さぶられる。やっぱり次郎さんはうまいなぁ・・・。
読了日:7月28日 著者:浅田次郎





http://ecx.images-amazon.com/images/I/51bOJwp7vLL._SX100_.jpg弔い花 長い腕 III (角川文庫)感想
とても面白かったけどな、ワタシは。恨み辛みは時を超えて、そうして人が死んでいく。因果応報とは恐ろしい。そして「情けは人の為ならず」ということ。三作読み終わって、こんな風に思えた。家の歪みがヒトを狂わせるって、本当に怖い。うち安普請だもん。
読了日:7月25日 著者:川崎草志



http://ecx.images-amazon.com/images/I/41psjhplTHL._SX100_.jpg呪い唄 長い腕II (角川文庫)感想
「長い腕」に続き、二冊を一日で読了。日付は変わったけど。「弔い花」だけ手元にないのでつい今しがた、図書館に予約。「弔い花」読了後にちゃんとした感想文を書こうと思う。
読了日:7月25日 著者:川崎草志





http://ecx.images-amazon.com/images/I/51T4DWA26TL._SX100_.jpg長い腕 (角川文庫)感想
なかなかどうして・・・面白かった。「呪い歌」へつづく・・・
読了日:7月24日 著者:川崎草志






http://img.bookmeter.com/image/no_image_100.gif別世界通信 (ちくま文庫)感想
・・・・・ 無理・・・(泣)
読了日:7月23日 著者:荒俣宏




http://ecx.images-amazon.com/images/I/51F0sFZ7U9L._SX100_.jpgまったなし感想
この人の作品を読むと、心が温かくなる。今まで読んできた本たちには申し訳ないけれど、安心して読めた。今晩からはまた、小難しいご本になるので、かけがえのない江戸の庶民の物語を読めたことが嬉しかった。
読了日:7月16日 著者:畠中恵




http://ecx.images-amazon.com/images/I/51bW0hKdt2L._SX100_.jpg草祭感想
なんて美しい物語たちなんだろう・・・と、思う。けれども、ふと背筋がね、ふわぁっとぞわぁっとする。それもまた美しいと思う。どのような形でも生き抜くことは大変な労力を要するんだよね。それもまた、美しい・・と。思う。
読了日:7月13日 著者:恒川光太郎




http://ecx.images-amazon.com/images/I/51E2PySIarL._SX100_.jpg今日からは、愛のひと感想
「ありゃ?」が最初の読後感。最後はハートウォーミングって感じで・・・。「箱庭旅団」や「無限のビイ」を書いた作家と同一人物かと訝しく思う。 面白くなかったわけではないが、お軽いなぁ。
読了日:7月13日 著者:朱川湊人





http://ecx.images-amazon.com/images/I/51zmEQo9V6L._SX100_.jpgラプラスの魔女感想
映像化されることを前提に小説を書く作家は多いと思う。東野圭吾という作家はどうなんだろう。やっぱりこの人はとても上手に物語を進めていくなぁ。本当に上手。面白い。確かに面白い。こういう読み方もありだよね、きっと。物語なんだもの。映画とかドラマになると違った印象になるのかな。
読了日:7月12日 著者:東野圭吾




http://ecx.images-amazon.com/images/I/512TS9RQ27L._SX100_.jpg三月は深き紅の淵を (講談社文庫)感想
未明に読了。夜具の中で自分の思っていることを完璧に近い言葉で言い表せた・・・と、思ったけれど目を覚ましてみると掻き消されていた脳内から。で、思い出せるだけ思い出す。「ゴドーを待ちながら」によく似た不条理、それに伴う我と我が身の無能を思い知らされたときの焦り、実際に「三月は深き紅の淵を」を読みたいという渇きなどなど・・・。イラつきながら焦りながら期待を込めて読み進んでいった。けれども、心のうちの細波は収まらずにいる。
読了日:7月8日 著者:恩田陸





http://ecx.images-amazon.com/images/I/51PY-Sg2rvL._SX100_.jpg無限のビィ (文芸書)感想
弟が「チカラ」を持っているって、初めから想像していた。その通りだった。二段組みの大層厚い本だったけど、おもしろかった。だけど、最後がね。少し安直かなと思ったり、そうよそうよそうこなくっちゃと、思ったり。愛なんだね、貫いているものが。怖いのは人間そのものかもしれないけど、愛は強いんだと思う。実世界でもそうだといいね。異星人ってちょっと笑っちゃったけど。
読了日:7月2日 著者:朱川湊人







やっぱり、浅田次郎さんは巧いと思った。
恩田陸さんは好きだなぁ。恒川光太郎さんも好きだなぁ。
って、好きな作家のしか読まないんだけど・・・。