Y版山姥日記

旧山姥日記

8月の読書記録


読んだ本の数:3冊
読んだページ数:864ページ

http://ecx.images-amazon.com/images/I/5102mG2CimL._SX100_.jpg蜩ノ記 (祥伝社文庫)感想
たった今、読了。先ずは教えてくれた小鈴木さんに感謝を。最後は号泣。ただ、こんな立派な人ばかりではなかろうとも思う。「黒書院の六兵衛」のような得体の知れない真直ぐとは違う。秋谷の立派さはもとより、百姓の子の源吉の生き様もすごい。真直ぐに生きることは、本人は納得付くの厳しさだろう。けれども、その真直ぐさに巻き込まれ感化され後に続く者の気高さもすごい。おへそが横っちょに付いていてぐうたらな自分を愛おしむと共に、ちょっぴり気高くありたいと思う自分もいると思いたい・・・
読了日:8月24日 著者:葉室麟
 
 
 
 

http://ecx.images-amazon.com/images/I/316Jv8CNx4L._SX100_.jpg不思議な羅針盤感想
エッセイとか随想とかは読まないのだけど、タイトルに惹かれたので・・・ところがこのタイトル、編集者がつけたとか。なぁんだとがっかり。梨木香歩さんは私より少しお年が下だけど、ものの考え方は理解できるし、共感できる。鴉とのおしゃべりはワタシは出来ると思う。しかし『聞き耳頭巾』を持っていないのでワタシは挨拶程度しかしないけど、彼らはとてもおしゃべりだ。と・・・これからもやっぱりエッセイは読まないだろうなぁ。このご本は面白かったけど。
読了日:8月9日 著者:梨木香歩
 
 
 
 

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51YXSV0GPML._SX100_.jpgりかさん感想
「からくりからくさ」を先に読んでしまっていたので、マーガレットが何者なのかよく分からなかったが、繋がっていて一安心した。「からくりからくさ」4人のめぐり合わせの不思議さは不思議でもなんでもなく「りかさん」がいたからこその事だったのね。母が愛した私の雛人形も来年こそは飾ろうかと思ったけれど、出さないだろうなぁ・・・いろんな想いを思い出させくれるご本だった。嗚呼、いつ頃からお人形と話さなくなっただろう。思い出せないくらい前から日常に流され暮らしてきちゃったからなぁ。これからは・・・どうかしら。
読了日:8月4日 著者:梨木香歩

 
 
 
8月は吉田篤弘さんの「圏外へ」を途中下車した。
大好きな作家だけに残念だ。
 
 
 
読むことが少し苦になってきている。
11月になれば、また沢山読めるだろうと思う。