Y版山姥日記

旧山姥日記

10月15日の富士山・見上げれば空

10月15日
午前8時47分頃
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午後5時15分頃
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秋風は
ワタシの頬を通り抜けて
芒の原におしゃべりをさせて
刈り終わった田を優しく触れて行く。
 
 
見上げれば青い空。
高く高く手を伸ばしても
決して届きはしないけれど
真直ぐに腕を伸ばして空に触れたら
どんなにステキだろう。
 
 
見上げれば濃紺よりまだ濃い夜空。
星の煌めきは
どんなに小さな星でも綺羅綺羅で
それでも見続けていると
もっと遠くの小さな星たちの
おしゃべりが聞こえてきそうな深夜。
 
 
 
胸の奥に
野茨の小さな棘が刺さったようで
なんとなく
気が塞ぐけれど
 
また明日
青い空を見れば
白い雲を見れば
 
何かが収まるような気もするから
 
こんな夜が好き。