Y版山姥日記

旧山姥日記

町立図書館・覚え書きその壱

6月28日借


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           その日 雨の中を町立の公民館へと向かう

           一年遅れで「西の魔女が死んだ」を見る為に。

           全席自由席なので早めに行ったが 間が持てぬ。

           仕方がないからホールの一階にある図書室へと行った。


           本は買う物、たとえ古本屋でも買う物

           山姥家に代々伝わる家訓のようなものである
                               ウソです・・・

           が、この日は借りた。

           借りたら返さねばならぬのは借金と同じで

           返したくないから借りなかった訳だが

           借りるという行為も満更捨てたものではないと得心する。


           今日また借りた。

           再来週に返しに行って 今度は何を借りようかと

           少し心が高揚している。



恒川光太郎 「雷の季節の終わりに」

           『夜市』の次の作品らしい。

           なかなかどうして 面白かった。

           作者ご本人は未だに「ホラーを書いている」おつもりなのかは不明。

           独特の世界観に 読書仲間の太っ腹は入れ込みそうだ。



村上春樹   「日出る国の工場」「海辺のカフカ」上下

           鵬翼堂さんと知り合えたのは「夜市」のお陰で

           鵬翼堂さんのご親切に甘えてからというもの

           村上春樹を読まねばならぬと思い込み

           村上春樹と言えば「ねじまき鳥クロニクル」しか読んでいないので

           この図書館で借りることに相成ったのだが

           村上春樹さまは上等な方であると今更ながらに感じている次第である。

           「ねじまき鳥クロニクル」は凄く昔に読んだので 内容は覚えていない。

           「日出る国の工場」は工場見学への憧憬を起こさせる。

           「海辺のカフカ」は素敵。

           


今日もどっさり借りてきた。