Y版山姥日記

旧山姥日記

戦争を知らない子供たち

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     63年前のこと
     母が西千葉の別宅から見た東京の燃える光景

     昨年の「伝えておきたいと言われた事」に書きました。
     今年もその日が廻ってきて・・・


     1960年代半ばから フォークソングが流行っていました。
     「戦争を知らない子供たち」は1970年にジローズによって発表されたそうです。
                                 「戦争を知らない子供たち」 ウィキペディアより
     このウィキペディアの記載の中に
     作詞なさった北山 修さんのこの歌詞に対する気持ちの変遷が書かれています。
     読んでおりますと なるほどなぁと感慨深く感じられました。

                           北山 修さんは「帰ってきたヨッパライ」で
                           私たち中学生の度肝を抜いた方でいらっしゃいます。
                            調べましたら 1967年リリースという事でした。
                            随分と長い年月が流れていたなんて思ってもみませんでした。


     ベトナム戦争の真っ只中でしたし、反戦歌という言葉に憧れさえ感じておりました。
     しかし、深く考えもせず
     ただただ ラジオの深夜放送で流れてくる歌に心惹かれていたのでしょう。
     60年安保や70年安保での学生運動
     私の世代より上の方々が頑張っていらっしゃいました。    
     私は「日和見」「三無主義」の第一世代ですから 熱い戦いの経験はありません。


     つい先日、太っ腹と話しておりました。
     「ドイツではネオナチが随分台頭しているそうだ」とか
     「占領軍の教育は功を奏して 日本人はおとなしくなった」とか
     「歴史の時間にも真実を教えてもらってないからなぁ」とか・・・



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     東京大空襲の日が近づき
     今年はドラマも作られて 今日放映されるらしいし
     惨い姿の人間の炭化してしまった写真もテレビに映されておりました。

     母が語り続け 私が聞かされ続けた東京大空襲
     語り継がなければならないと分かっていても
     私が経験したことではないし 母は亡くなってしまっているし
     経験した事ではないので語り継ぐことは出来ないと思います。

     写真や書物よりも 庶民の逃げまどった人々の言葉が残されていくことを望みます。


     世界が平和でありますよう・・・


                                  ウチの桜の木の花芽も膨らんだよ母さん。