Y版山姥日記

旧山姥日記

石田徹也遺作集

                夜明け

  この画集の帯にはこう書いてある 

     この作品集は、驚愕の世界を描き続けて
               31歳で急逝した彼の創作活動10年の軌跡である


12月19日
  石田徹也さんの遺作展を見てきた。
  静岡駅から歩いてすぐの所にある駿府博物館で開催されている。

  NHKの新日曜美術館でも取り上げられていたから
  ご存知の方も沢山いらっしゃるだろう。

  なんともやるせない絵だ。
  画集を見ていても
  遺作展で絵を見ていても
  自分の背中がだんだん丸くなっていくのがわかる。


  若く、将来を嘱望されていた画家だったらしい。

  若い才能がもうこの世にはいないと分かっていても
  「あなた、どうしてこういう絵なの?」
  と、聞いてみたい・・・

  どうしても、聞いてみたい。




   駿府博物館はとても小さいので、絵と絵の間が狭くて
   できることなら
   大きな美術館で
   ゆったりとした間隔で、見たかったなぁ


                                  上の写真は19日の夜明けです。