３丁目のクリスマス

　私が育ったのは東京都○○○区○○３丁目ｘｘ番△△号・・・
　３歳から２０歳まで３丁目の商店街の子でした。
　亡くなった母には５人の兄弟姉妹がいたけれど
　二人の叔母は、私の育った家が実家代わり。
　１歳上と２歳上の従兄たちとよく遊びました。
　あれは、まだ３人とも小学生だったから、昭和３５年くらいの事だと思います。

　　その頃のクリスマスは
　　不二家のペコちゃんのサンタさんの衣装から始まったのです。（うろ覚えです）
　　街にはジングルベルが流れて、子供たちはウキウキしていました。
　　今では
　　江戸から続く料亭の１０代目だか９代目におさまっている従兄と
　　公務員でたぶん偉い人になっている従兄
　　この二人と私はクリスマス会を企画・演出しました。
　　金や銀のモールで部屋中飾り、勿論ツリーも飾り立てました。
　　歌を歌い、ゲームもしました。
　　目玉は「劇」です。
　　何を演じたのかは忘れてしまいましたが・・・（たぶんインチキなクリスマス劇です）
　　大人たちが大喜びしてくれたことだけは、よく覚えています。

　　大人たちは宴会状態になり、子供たちはプレゼントに酔いしれて
　　クリスマスの夜は更けていきました。
　　翌日、お安くなった不二家のケーキをもう一つ食べられた事も忘れられません。

　　一生懸命に生きた大人たちの姿を見ながら
　　子供たちは、とても自由におおらかに育った時代です。

　o nikuya san にお声をかけていただいて
　そんなことを思い出しながら、小さなツリーを作りました。
　後ろのクリスマスキルトは１９８８年に作った物です。
　私の子供たちがまだ幼く、このキルトを喜んでいたのも懐かしいです。

　　　　　　　今年のクリスマスには
　　　　　　　子供たちは其々の楽しいクリスマス
　　　　　　　太っ腹と私はたぶん二人で楽しいクリスマス・・・かな？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんなカップもあります♪