Y版山姥日記

旧山姥日記

里芋の煮っ転がし

  亡くなった母は
  ネバネバ・ヌルヌルの物が好物でした。
  それと、「ウデタマゴ」

  小さい時、学校から帰ると
  テーブルの上に山のようなゆで卵がありました。
  母は、「今日のオヤツよ」と事も無げに言ったのです。
  何個茹でたんだろう。

  あの頃は、若い衆やお手伝いさんが沢山いたとは言え、
  スゴイ数のゆで卵だったのを覚えています。
                        後年、ゆで卵を食べ過ぎて救急車で運ばれた事がありました。

  ネバネバヌルヌルの代表は、なんと言っても里芋です。
  どんな調理の仕方をしても、里芋は嬉しそうに食べていました。
  「絹かつぎ」と小洒落た名前の、小芋を塩茹でにした物。
  何個食べても飽きる事はなさそうでした。

  さて、里芋の美味しい季節。
  隣のバァチャンが「八つ頭」を持ってきてくてました。
  今年は獣が多いので、少し早いが人間様が食べるダヨって・・・
  泥を落とすのが大変だけど、今晩食べましょう。
  
          これは、先日食べた里芋の煮っ転がし
          NHKの「タメシテがってん」風に煮てみました。
          小さい頃、母の作ったお芋の味でした。
          あの頃は里芋苦手だったけど
          今はすきだなぁ・・・

里芋