Y版山姥日記

旧山姥日記

まくわうり

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昨日、我が家よりもっと山奥の集落に所用があって出かけました。
   (あちらの集落はこっちの方が山奥だと思っていると思うけど・・・)

途中の、田舎にしては小洒落たお店の軒先にありました。
もちろん私は大騒ぎをして、
「あ~あ~ まくわうり!!!」
店主は「珍しいでしょ?」って微笑んで

小さな頃、
夏になると必ず母がむいてくれた、まくわうり

イカの嫌いな私にとって
夏の果物といえば、コレでした。

まくわうりって、果物かしら?

今になれば、もっと美味しい果物は沢山あるし
メロンだって安くて美味しいものが出回っているけれど

日本中がまだ貧しくて
それでも、高度経済成長が目先にちらついていた頃

九十九里の海は
漁師のパッチ一丁の姿と
鯵のピチピチした美味しそうな様子
少しだけの観光客と

ひと夏 預けられていた。

叔母が剥いてくれたまくわ瓜も、美味しかったなぁ

今朝 食べてみた。
なんだか美味しいとは思えない。
けれど
懐かしい、やさしい味でした。